「新年のご挨拶」                                                         代表取締役社長  小板橋 和昭

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年は、新元号「令和」がスタートいたしました。地方統一選挙、参議院選挙、G20サミット大阪開催、消費増税や軽減税率制度開始、ラクビーW杯日本大会開催など様々な出来事がありました。また、台風による大規模停電、大規模水害、河川の決壊など未曾有の災害に見舞われた1年でした。
 今年、令和2年は「庚子(かのえ・ね)」の年で、「すべての始まりと、未来への可能性を秘めている」と言われています。東京オリンピック・パラリンピックが開催される年でもあり、新しい何かが生まれそうな予感がいたします。一方、食品業界にとっては、新食品表示法へ完全移行、改正健康増進法の施行及びHACCP制度化施行などの対応に取り組む必要があります。
 弊社は、食品検査機関として輸入食品や国内流通食品等の命令検査・自主検査、食品工場・厨房施設等の衛生検査、さらに食品関連業務従事者皆様の腸管病原細菌検査・ノロウイルス検査などを実施しております。また、食品衛生講習会やノロウイルス感染予防などの研修会の開催、さらに品質管理のお手伝い、HACCP構築支援・認証取得のコンサルティングなども実施しています。営業担当者に、あるいはお電話及びホームページ(info@jife.co.jp)にてお気軽にご用命ください。
 尚、弊社は2019年12月25日より、株式譲渡契約により、みらかホールディングス株式会社傘下のグループ会社となりました。
 本年も社員一同、皆様方のご期待に添えるサービスを心かける所存でございます。今後ともより一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

1.ノロウイルス感染症に注意しましょう…

https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/poisoning.html
ノロウイルスには特効薬やワクチンがないため、予防に努めることが重要です。
手洗いの徹底や便によるトイレの汚染・おう吐物などを適切に処理し、感染予防対策をしっかりとりましょう。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎について
感染源
①ノロウイルスに汚染された食品を、生あるいは不十分な加熱で食べた場合

②食品の取扱者がウイルスに感染しており、その人の手指などを介して汚染された食品を食べた場合
③患者の便や嘔吐物などを介してウイルスが口に入った場合
ノロウイルス対策
①二枚貝は、中心部まで十分加熱調理(85~90℃で90秒間以上)する。
②洗い、うがいを励行し、調理器具は十分に洗浄し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)や熱湯で消毒する。
③患者の便や嘔吐物等を処理する時は、使い捨ての手袋とマスクを着用し、汚物が飛び散らないようにビニール袋に密閉して捨てる。この際、汚物が十分浸る程度の0.1%次亜塩素酸ナトリウムを入れる。汚染された場所は次亜塩
素酸ナトリウムで浸すようにふき取る。
ノロウイルスってどんなもの?
ノロウイルスはヒトに感染して下痢や嘔吐等の胃腸炎症状を引き起こす病原体の一つです。二枚貝に付着していることがあり、毎年冬場にはこのウイルスを原因とする食中毒が多発する傾向があります。また、患者の嘔吐物や便からも感染することがあります。近年、高齢者施設などの、集団生活の場で感染が拡がることが多く、抵抗力の弱い高齢者や小児などが感染すると重症化することがあります。
感染したらどうなるの?
感染すると、1~2日後に発症し、主症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。
通常、これらの症状も1~2日で治まり、後遺症もなく、比較的軽症の病気ですが、高齢者や乳児では、脱水症状などにより重症化することがあります。症状が軽快しても、1週間ぐらいは便にウイルスが排出されるといわれますので、その間も二次感染の防止に注意が必要です。
治療法は?
現在、このウイルスに効果のある治療薬はありません。
通常は、脱水症状がひどい場合に、点滴を行うなど、水分の補給等を行う対症療法が行われます。
感染予防、消毒や汚物の処理はどうしたらいいの?
①二枚貝は、中心部まで十分加熱調理(85~90℃で90秒間以上)しましょう。
②石けんを使用し、十分な手洗いとうがいを励行しましょう。
特にトイレの後、調理を行う際、食事前には念入りに。
高齢者施設などでは、介護の前後や便、嘔吐物の処理後も重要です。 手洗い後はタオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオルを使用しましょう。
③.生鮮食品(野菜、果物などを十分に洗浄しましょう。
④調理器具の洗浄、消毒を行いましょう。
消毒用アルコールは効果が弱く、熱湯か次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)が効果的です。
⑤飲食店や給食施設では、盛り付けや配膳などの作業時には、使い捨て手袋を着用しましょう。
また、下痢、嘔吐などの症状がある場合には、調理、盛り付け作業等には従事しないように。
⑥嘔吐物や便を処理する時は、マスクと手袋を着用しましょう。

2. 食品中毒情報について・・・消費者庁 http://www.caa.go.jp/

■11月21日 (11月11日~11月17日)
アニサキス;5件、ノロウイルス:2件、カンピロバクター;1件、ウェルシュ菌;1件     発生件数;9件
■11月28日 (11月18日~11月24日)
カンピロバクター;9件、アニサキス;2件、ヒスタミン;1件
クドア・セプテンプンクタータ;1件、調査中;1件                         発生件数;14件
■12月5日 (11月25日~12月1日)
カンピロバクター;2件、アニサキス;1件、クドア・セプテンプンクタータ;1件
ヒスタミン;1件、ノロウイルス;1件                                  発生件数;6件
■12月12日(12月2日~12月8日)
カンピロバクター;3件、サポウイルス;1件、シュードテラノーバ;1件
ノロウイルス;1件、ウェルシュ菌;1件                                    発生件数;7件
■12月19日(12月9日~12月15日)
カンピロバクター;6件、アニサキス;2件、ノロウイルス;2件、ウェルシュ菌;1件     発生件数;11件

3. 食品の回収情報、事故情報・・・厚生労働省、消費者庁

■消費者庁が公表した事故情報 http://www.recall.go.jp/result/
 ・鯖ふりかけ(アレルゲン表示欠落・大豆、小麦)、生切りもち(カビの発生)、蒸し羊羹(消費期限の誤表示)
 ・どら焼き(賞味期限の誤表示)、ところてん(賞味期限の誤表示)、ポンせん(アレルゲン表示欠落・小麦、大豆)
 ・チョコレート(添加物表示の欠落)、マーマレード(カビの発生)、チョコブラウニー(賞味期限の誤表示)
 ・鶏なんこつ天(賞味期限の誤表示)、ねぎドレッシング(プラスチック片混入の恐れ) 、昆布飴(カビの発生)
 ・赤しそジュース(食品衛生法違反のため(製品検査未実施))、餅あられ(甘味料の使用基準超過)

《JIFEからのお知らせ》       トイレ後の手洗いは重要です                  (検査部)
 ノロウイルスによる食中毒は1年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。近年、ノロウイルスに感染した食品関連従事者が、食品を汚染したことが原因と疑われる事例が多く発生しています。厚生労働省が示す大量調理施設衛生管理マニュアルでは、10月から3月の間には、月1回以上必要に応じてノロウイルスの検査に努めることとしています。感染すると下痢や嘔吐、腹痛といった症状があります。また、症状がなくてもウイルスを保有している場合があるので、食品関連従事者は、日ごろからの予防と合わせて定期的な検便検査をお勧めします。

編集後記;あけましておめでとうございます。良い一年になるよう心を新たに頑張っていきます。 (片白・東)

 

jifenews114

JIFEニュース第114号