品質への取り組み

当社は、ISO/IEC17025:2017 「試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項」の認定を取得しており、この規格が求める内容を理解した上で、項目に応じた各種試験所認定の取得や、各種法律に基づいた衛生検査所、試験検査機関や登録検査機関等の登録を行っております。
これにより、検便検査、食品検査、環境検査、香粧品検査など、ご依頼をいただく全ての検査の信頼性を保証するための精度管理体制を導入し、品質の向上を図っております。
その中で、検査技術を客観的に評価し技術の向上に努めており、外部からの評価を積極的に受け、常に向上していくことにより、お客様へより信頼性の高い検査サービスを提供できるものと考えております。
さらに、安心して検査をお任せいただける体制を築きあげるために、検査の測定精度だけではなく、検体のお預かりから、検査結果のご報告までのすべてのプロセスに対する品質管理システムを構築し、お客様からの満足が得られる検査会社であり続けられるような仕組み作りに尽力しております。

【受　付】
当社に到着した検体は、輸送方法や到着時間を、記録・管理しています。
特に、冷凍及び冷蔵の搬送状況が不適切であった場合や、検体が検査に適さないと判断された場合は、必ずお客様へ確認連絡を行っています。

【検　査】
依頼書に沿ったご依頼の検査を実施しております。
検査工程で確認した事項は、記録として保管しています。

【結果報告】
お客様とお約束した方法で、検査報告書をお届けしています。

精度管理には、外部精度管理と内部精度管理があり、一部は内部点検を伴うものもあります。
年度初めに、お客様からご依頼のある検査項目の全てに対応できるように、組み合わせを考えながら点検計画、管理計画を立て実施し、検査精度の担保を取っております。
特に、精度管理では外部精度管理調査へ積極的に参加し、検査結果が他検査機関と乖離がないことを確認を行っております。

実施した点検や精度管理において、改善が必要な事案があった場合には、品質保証部署から、点検及び管理対象部署に対して、改善措置を要求する書面を提示します。

書面を提示された対象部署は、速やかに改善措置を講じ、品質保証部署へ報告をします。
品質保証部署は、措置内容の妥当性を確認し、後日、その有効性を確認します。

これら、内部点検結果や精度管理結果やその改善措置は全社で共有されています。

外部精度管理調査への参加を積極的に実施して、各検査項目においての検査員の技能確認を実施しています。この外部精度管理調査への参加は、年度初めに計画を作成し、担当検査員に偏りがないように注意を払っております。

年間を通して、品質教育などの集合教育やOJT教育を実施しており、これらは記録を残しています。研修内容によっては、全従業員が対象である場合や、限定された部署の検査員が対象の場合があります。また、他部署での内部点検の結果や苦情・過誤等からの是正措置を題材とし、連携周知を行う場合もあります。

学会参加や外部研修については、年度初めに外部研修計画を作成し、実際に外部研修を受講した者は、課内・社内において得られた知識を広める研修を実施し、検査員のレベルアップを目指しています。