保存効力試験
化粧品等の防腐力を調べ、防腐剤の適切な配合設定の指標となる検査です。

保存効力試験とは、化粧品に配合されている防腐剤の効力を調べるために、強制的に微生物を混入させ、その数を経時的に測定するという微生物学的評価のことをいいます。
試験期間は準備期間を含め約2ヶ月と長期間を必要とします。
保存効力試験
保存効力試験の検査方法
保存効力試験の検査方法として、日本薬局方参考情報に収載されている方法の他、独自の方法で実施されている場合には、それに合わせた条件での試験の実施を検討いたしますので、ご相談ください。
※日本薬局方に基づく方法
1) 使用する菌種
- Escherichia coli (大腸菌)
- Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌)
- Pseudomonas aeruginosa (緑膿菌)
- Candida albicans (カンジダ)
- Aspergillus brasiliensis (旧名 Aspergillus niger:黒コウジカビ)
2) 測定回数
3回(0日目、14日目、28日目)