1.腸管出血性大腸菌O157等による食中毒について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177609.html

腸管出血性大腸菌O157による食中毒に注意してください。

  • 腸管出血性大腸菌O157による食中毒が発生しています。
  • 下痢や腹痛など体調が悪い方は医療機関を受診してください。その際は、食事の内容などを医師にお伝えください。
  • 腸管出血性大腸菌O157は75℃で1分間以上の加熱で死滅しますので、よく加熱して食べましょう。

<食中毒予防の3原則>

  • 調理前に必ず手洗い(菌をつけない)
  • 生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)
  • 食材を中心までよく加熱(やっつける)

「腸管出血性大腸菌」って何ですか?
大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在します。ほとんどのものは下痢の原因になることはありませんが、このうちいくつかのものは、人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(Hemolytic Uremic Syndrome、HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。
腸管出血性大腸菌は、菌の成分(「表面抗原」や「べん毛抗原」などと呼ばれています)によりさらにいくつかに分類されています。代表的なものは「腸管出血性大腸菌O157」で、そのほかに「O26」や「O111」などが知られています。
腸管出血性大腸菌は、牛などの家畜や人の糞便中に時々見つかります。家畜では症状を出さないことが多く、外から見ただけでは、菌を保有する家畜かどうかの判別は困難です。
そもそも腸管出血性大腸菌は昭和57年(1982年)アメリカオレゴン州とミシガン州でハンバーガーによる集団食中毒事件があり、患者の糞便からO157が原因菌として見つかったのが最初で、その後アメリカだけでなく世界各地で見つかっています。

腸管出血性大腸菌はどこからうつるのですか?
腸管出血性大腸菌O157の感染事例の原因食品等と特定又は推定されたものは、国内では井戸水、牛肉、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、シカ肉、サラダ、貝割れ大根、キャベツ、メロン、白菜漬け、日本そば、シーフードソース、ユッケ、冷やしきゅうり、きゅうりの和えものなどです。海外では、ハンバーガー、ローストビーフ、ミートパイ、アルファルファ、レタス、ホウレンソウ、アップルジュースなどです。また、国内で流通している食品の汚染実態を調査したところ、牛肉、内臓肉及び菓子から本菌が見つかったという報告もあります。このように腸管出血性大腸菌は様々な食品や食材から見つかっていますので、食品の洗浄や加熱など衛生的な取扱いが大切です。
なお、動物と接触することにより感染した事例も報告されております。

○ 腸管出血性大腸菌による食中毒の発生状況(平成30年分 追記)

発生件数 患者数 死者数
平成19年 25 928 0
平成20年 17 115 0
平成21年 26 181 0
平成22年 27 358 0
平成23年 25 714 7
平成24年 16 392 8
平成25年 13 105 0
平成26年 25 766 0
平成27年 17 156 0
平成28年 14 252 10
平成29年 17 168 1
平成30年 32 456 0

2.トピックス

  • O157、5歳女児死亡  京都・長岡京市
    京都府長岡京市は5月7日、腸管出血性大腸菌O157に感染していた市内の保育所に通う5歳女児が4月30日に死亡したと発表した。この保育所では、同じ時期に他に男女4人の園児とその家族4人が感染したが、いずれも快方に向かっているという。市によると、女児は4月15日に下痢や嘔吐の症状を訴えた。
    18日にO157の感染が確認され滋賀県内に入院し治療を受けていたが、症状が悪化した。感染経路は不明というが、感染の規模から、保育所で提供されている給食が原因である可能性は低いとしている。
  • 「食品ロス」削減法が成立
    食べ物が無駄に捨てられる「食品ロス」を減らすための食品ロス削減推進法が5月24日に参院本会議で可決、成立した。政府はロス削減に向けた基本方針を定め、地方自治体はその方針を踏まえて削減推進計画を策定し、実施することを責務とする。

3.食中毒情報について・・・消費者庁 http://www.caa.go.jp/

  • 4月25日 (4月15日~4月21日)
    ノロウイルス;9件、カンピロバクター;7件、アニサキス;1件
    サルモネラ属菌;2件、調査中;1件
    発生件数;20件
  • 5月10日 (4月22日~5月5日)
    カンピロバクター;6件、ノロウイルス;5件、アニサキス;3件
    クドア・セプテンプンクタータ;3件
    発生件数;17件
  • 5月16日 (5月6日~5月12日)
    ノロウイルス;7件、カンピロバクター;6件、アニサキス;4件
    ウェルシュ菌;2件、ノロウイルス及びサポウイルス;1件、腸管毒素原性大腸菌O27;1件
    発生件数;21件

4.食品の回収情報、事故情報・・・厚生労働省、消費者庁

  • 消費者庁が公表した事故情報 http://www.recall.go.jp/result/
    • 生ハム(アレルゲン表示欠落・乳)、ちゃたまやき(消費期限の誤表示)、佃煮・塩昆布(酵母菌による膨張)
    • 焼菓子(アレルゲン表示欠落・卵)、ローストビーフ(モモ)ブロック(消費期限の誤表示)
    • 塩サバフィーレ(保存温度と賞味期限の誤表示)、ひび辛大柿(賞味期限の誤印字)
    • アイシングクッキー(アレルゲン表示欠落・小麦)、アーモンドミルク製品(カビ様物質が付着)
    • 牛シマ腸味付焼肉用(消費期限後表示)、えいひれ(アレルゲン表示欠落・小麦)、洋菓子(カビの発生)
    • こしあぶら(山菜)(放射性物質の基準値オーバー)、ブラウニー ブラック(アレルゲン表示欠落)

《JIFEからのお知らせ》気温が高くなり、食中毒の発生しやすい時期になりました。(検査部)

夏に向かって湿度や気温が高まるこれからの季節は、食中毒が一年の中で多発する時期にあたります。食中毒菌等による食品からの危害防止のため、また安全・安心な食品を提供するために食品検査は重要です。
厚生労働省 平成30年食中毒発生状況 ⇒ https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000488494.pdf

大阪版食の安全安心認証制度の当社認証第1号

この制度は、消費者の食の安全安心を確保するため、飲食店や食品製造施設の事業者が日々行っている衛生管理、コンプライアンス等の取り組みを評価し大阪府の定める基準に一定水準以上ある施設を認証するものです。この度、弊社にて株式会社常翔ウェルフェア様が、認証取得第一号になりました。今後も是非弊社にて認証取得企業様が増えるようサポートしていきたいと思います。
https://jife.co.jp/osaka-haccp

編集後記;今号より制作担当が営業課の木内・河部から片白・東へ変更となりました。皆様のお役にたてる記事を届けていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。(片白・東)

jifenews107

JIFEニュース第107号