検査案内

菌叢解析

ヒトの体内には、多くの常在微生物が存在しており微生物叢を形成しています。特に腸管の環境は、富栄養・嫌気的条件であることから細菌の生育にとって好ましい環境であり、これら腸内細菌叢は宿主や微生物間相互作用により長い年月をかけて腸内環境に適応しています。菌叢の乱れ(dysbiosis)は疾患発症リスクを変化させる可能性があります。実際、腸内の菌叢とアレルギー、がん、多発性硬化症やパーキンソン病、うつ、炎症性腸疾患(IBD)、リウマチなど多くの疾患との関連についての報告が増加しています。
また、難消化性オリゴ糖や食物繊維などの腸内細菌のエサとなるプレバイオティクスと、主に乳製品に含まれている乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌など菌そのものであるプロバイオティクスの研究開発が精力的に進めれており、多くの製品が世に出ているのはよく知られているところです。

検査概要

多方面で注目を浴びている菌叢解析を、細菌がもつ 16S rRNA 遺伝子をPCRにて増幅し次世代シーケンサー(NGS)で解析することで提供いたします。

検査の進め方

①お問い合わせ

ご要望をお気軽にお聞かせください。

②ご相談・各種契約

試験内容に関してご相談の上、お見積り書・ご依頼書等の試験委託手続きについてご案内させていただきます。

③資材送付

弊社取扱いの資材の送付を行います(資材が必要な場合)
※資材は別途費用が発生致します。

④検体の採取

お送りした資材に含まれる弊社キットをご使用の上、検体の採取を行って下さい。検体採取後は、輸送するまで冷蔵(2~10℃)で保存してください

⑤検体の輸送

検体は解析結果の信頼性を上げる為、低温輸送(2~10℃)にて発送を行って下さい。

⑥16S rRNA解析による菌叢解析

検体が弊社に到着後、試験を開始させていただきます。試験中、異常があればご報告や相談をさせていただきます。

⑦報告書の送付

試験の報告書とデータをご送付いたします。ご確認・検収をお願いいたします。

検査依頼・検査依頼書

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